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釣り歴30年の私が初めてタイラバに挑戦したら、「ただ巻き」の奥深さに悔しくなった話
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▶ タイラバの基本を知りたい方はこちら:タイラバとは?釣り方・タックル・狙える魚をまるごと解説【初心者入門】
はじめに:オフショアジギングの翌月、またMさんに誘われた
2020年11月、取引先の社長・Mさんに連れられて人生初のオフショアジギングに挑戦しました。結果は鯖1匹とドラゴンタチウオ1匹。ブリやメジロは釣れなかったけれど、「なんで今まで船に乗らなかったんや……」と、すっかり船釣りの虜になってしまった日でした。
(その時の話はこちら→ショアジギ歴ありの私が初めてオフショアジギングに乗ったら、全部が違いすぎた話)
そしてその翌月、2020年12月。またもやMさんから連絡が来ました。
「今度はタイラバやってみい。絶対おもろいから」
……またこのセリフや。前回も「絶対ハマるから」って言われてほんまにハマってしもたやないか。でも今回は「タイラバ」です。ジギングとはまた違う釣り方。正直、半信半疑でした。
「ただ巻きでマダイが釣れるって、ほんまかいな」
タイラバのことは名前だけ知っていました。ラバージグみたいなルアーを落として、ただ巻き上げるだけで真鯛が釣れる釣り。
…いや、待ってください。
ただ巻きって、それだけで釣れるの?

バス釣りを20年以上やってきた身としては、どうも信じられない。バスだってただ巻きで釣れることはあるけど、あのマダイという高級魚が、そんな単純な動きに反応するんかいな。しかもラバーのフワフワしたやつで。
「Mさん、ほんまにただ巻きだけで釣れるんですか?」
「釣れる釣れる。コツはあるけどな」
コツがあるんかい(笑)。でもまあ、前回も半信半疑で行ってドラゴンタチウオ釣れたしな。信じてみよか。
タイラバロッドの柔らかさに「折れへんの、これ?」
乗船して、Mさんからタイラバロッドを借りた瞬間。
「……やわっ!!」

思わず声が出ました。穂先がふわっふわです。ジギングロッドも細くて最初は驚いたけど、タイラバロッドはその上をいく柔らかさ。こんな竿でマダイとやりとりできるんか?
Mさんに「これ折れへんの?」と聞くと、「折れへん折れへん。この柔らかさがええねん」とのこと。
タイラバは向こうあわせの釣りで、ロッドが柔らかいほうが魚が違和感を感じにくく、ばらしにくいらしい。なるほど、確かに理にかなっている。でも実際に魚がかかったら絶対心配になるやろうな……と思いながら、いざ実釣開始。
やり方はシンプル。でも「ただ巻き」の難しさよ

タイラバの釣り方はシンプルです。
- タイラバをボトムまで落とす
- 着底したらすぐに一定速度で巻き上げる
- アタリがあっても合わせず、そのまま巻き続ける
- 勝手にフッキングする
文字にするとこれだけ。でも実際にやってみると、「一定速度で巻く」がむずかしい。速すぎず、遅すぎず。意識すると逆にリズムが乱れる。ジギングのワンピッチワンジャークとはまた違うリズム感で、最初はなかなかしっくりきませんでした。
そして周りを見ると、ベテランっぽい方々が次々とマダイを釣り上げています。同じようにただ巻きをしているはずなのに、なんで差が出るんや……。
釣れたのはホウボウ。マダイじゃなかったけど……
「このまま終わるんかな」とぼんやり思い始めた頃、ロッドにコツコツっとした感触が伝わってきました。
合わせたい衝動をぐっと抑えて、そのまま巻き続けます。するとロッドがぐいっと絞り込まれました。
乗った!!
ドキドキしながら巻き上げると、水面に見えてきたのは……鮮やかなオレンジ色の魚。
「……マダイちゃう。でも、なんやこの魚?めっちゃきれいやん」
Mさんが「ホウボウやん!ええやん!」と教えてくれました。生まれて初めて見る魚でした。広げると胸びれが青くてきれいで、なんとも不思議な見た目。マダイではなかったけど、初めての魚との出会いにテンションが上がりました。

「なんで俺だけマダイが釣れへんねん」という悔しさ
ただ、正直に言うと……悔しかったです(笑)。
周りの人は何人かマダイを釣っています。同じタイラバを使って、同じようにただ巻きをしているのに。「ただ巻きやのに、なんで差が出るねん。コツって何やねん」と心の中でずっとツッコんでいました。
マダイは結局1匹も釣れず、釣果はホウボウ1匹のみ。
前回のオフショアジギングに続き、またしても目標の魚は釣れずじまい。Mさんはちゃっかりマダイを釣っていて、もう悔しいやら羨ましいやら。「次は絶対に釣ったる」という気持ちが、むくむくと湧いてきました。
帰ってから食べたホウボウの刺身が、めっちゃ美味しかった
帰宅してから、ホウボウをどう料理するか調べました。YouTubeで捌き方を見ながら、見よう見まねで初めて自分でさばいてみた。
恐る恐る口に入れた刺身は……
めっちゃ美味しかった。
白身で、上品な甘みがある。マダイが釣れなかった悔しさが少し和らぎました(笑)。「この魚、ええやん。またタイラバで釣りたいな」と素直に思いました。
まとめ:タイラバは「ただ巻き」の沼だった
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2020年12月 |
| 釣り場 | 和歌山県沖 |
| 釣果 | ホウボウ×1 |
| 一言 | なんで俺だけマダイが釣れへんねん(笑) |
タイラバは、やることはシンプルです。落として、巻くだけ。
でも「ただ巻き」の中に、速度・水深・カラーローテーションなど奥深いコツが隠れていて、それが悔しくてまたやりたくなる。そういう釣りだと、最初の1回で気づいてしまいました。
次回は実際のタイラバタックルの選び方を解説します。
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