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イカメタル

ナイトアオリをオモリグで釣る|舞鶴・宮津の時期・タックル・アタリの違い【実釣15杯】

ナイトアオリをオモリグで釣る|舞鶴・宮津の時期・タックル・アタリの違い【実釣15杯】

2025年9月15日。私はイカメタルをやるつもりで、舞鶴の船に乗りました。

でも港で、船長にこう言われたんです。

「今年のイカメタルはもう終わりかけやで。行っても数は出えへんと思う」

舞鶴・宮津のイカメタル(ケンサキイカ)は、だいたい9月中旬で終わります。この日は、まさにその境目でした。

そこで急きょ決まったのが、ナイトアオリ。夜に船からアオリイカを狙う釣りです。

ただ、ここで問題がひとつありました。

私、ティップランのタックルを持ってへんかったんです。

車に積んでたのは、イカメタルのセットとオモリグのセットだけ。それしかない。

なので、船長に正直に言いました。

「俺、イカメタルとオモリグ用のタックルしか持ってないんです…」

そしたら、返ってきたのがこの一言でした。

「大丈夫!イカメタルとオモリグ用のタックルでも釣れるで!」

この船長の一言が、そのままこの記事の結論です。

結論から先に言います。オモリグのタックルそのままで、15杯釣れました。

ナイトアオリで釣れたアオリイカと、同じ日に釣れた大剣サイズのケンサキイカ
左手がケンサキ、右手がアオリイカ。イカメタルとナイトアオリの端境期ならではの1枚です

この記事でわかること

  • 舞鶴・宮津のナイトアオリの時期はいつからいつまでか
  • なぜティップランではなく、オモリグで釣れたのか
  • 実際に使ったエギとオモリ(号数まで全部)
  • イカメタルのタックルしか無い人が、何を替えればいいか
  • ケンサキイカとアオリイカの、アタリの決定的な違い
  • 本格的に釣れ出す時間帯

ナイトアオリとは?イカメタルが終わったあとに始まる釣り

ナイトアオリとは、その名の通り夜に船からアオリイカを狙う釣りです。

狙うのは、その年の夏に生まれた「新子(しんこ)」と呼ばれる若いアオリイカ。夏に浅場で生まれた個体が、秋にかけてぐんぐん育っていきます。

舞鶴・宮津エリアでは、この釣りがイカメタルと入れ替わるように始まります

  • 6月〜9月中旬:イカメタル(ケンサキイカ)
  • 9月中旬〜:ナイトアオリ(アオリイカ)

イカメタルに通ってた人にとっては、「シーズンが終わって寂しい」時期が、そのまま「次の釣りが始まる」時期でもあるわけです。

イカメタルのシーズンそのものについては 舞鶴・宮津イカメタルの時期はいつ?シーズン開幕〜終盤を月別に解説 にまとめています。この記事は、そこで「別の記事で詳しく書きます」と予告していたナイトアオリの話です。

ちなみに一般的には、ナイトアオリはティップランという釣り方でやることが多いです。エギを底まで沈めて、シャクって、止めて、穂先の変化でアタリを取る釣りですね。

でも今回の私は、そのティップランのタックルを持っていませんでした。

時期は9月中旬〜10月。年によっては11月まで

私が実際に行ったのは2025年9月15日。まさにシーズン開幕直後でした。

一般的な情報も調べてみたところ、秋の新子アオリはこういう流れになります。

時期状況
8月後半釣れ出すが、まだサイズが小さい
9月後半一番釣りやすい時期。数が出る
10月ある程度育った良いサイズが出始める
11月水温低下で深場へ。釣果は徐々に落ちる

なので「9月中旬〜10月がピーク、年によっては11月まで」と考えておくのが実態に近いと思います。10月でスパッと終わるわけではありません。

⚠️ ここは必ず船宿に確認してください
舞鶴・宮津の遊漁船をいくつか調べてみましたが、ナイトアオリをいつからいつまで出しているか、サイトに書いている船宿はほとんどありませんでした。「電話かLINEで問い合わせを」となっているところが大半です。行きたい時期が決まったら、必ず直接聞いてください。予約のコツは 舞鶴・宮津イカメタルの時期 の記事にまとめています。

なぜティップランではなく、オモリグだったのか

正直に書きます。ティップランのタックルを持ってへんかったからです。

そもそもこの日はイカメタルの予定でした。だから車に積んでたのは、イカメタルのセットとオモリグのセットだけ。船長の判断でナイトアオリに変更になったのは、港に着いてからです。もうその場にあるもんでやるしかありません。

で、手持ちの中で一番アオリに向いてそうなのがオモリグでした。

理由はシンプルで、オモリグはもともとエギを使う釣りやからです。

オモリグは、オモリとエギを離してセットして、潮や船の流れに乗せて自然に漂わせる釣り方。使うルアーがすでにエギなので、アオリイカを狙うのに相性が悪いわけがない。

夕方のまだ明るい時間に釣れたアオリイカ
まだ明るい夕方の1杯。この時間帯にもポツポツ釣れました

そして結果的に、これがこの記事で一番お伝えしたいことにつながります。

イカメタルやオモリグをやっている人なら、追加のタックル投資ゼロでナイトアオリに行けます。

ティップランのロッドを買わなあかん、と思って諦めてた方。その必要、たぶん無いです。

オモリグそのものについては オモリグとは?イカメタルとの違いと使い分け で詳しく解説しています。

実際に使ったタックルと仕掛け(号数まで全部書きます)

エギ:ヤマシタ 餌木ドロッパー 2.5号(赤エビ・銀サバ)

使ったのはヤマシタの餌木ドロッパー 2.5号。カラーは赤エビ銀サバの2つを投入しました。

結果からいうと、この日は赤エビのほうがよく釣れました。

そして、ここでちょっと面白い話があります。

この餌木ドロッパー、メーカーの公式サイトでは「大型ケンサキイカ対象」と書かれている、オモリグ用のエギなんです。

公式の説明にはこうあります。

  • ツツイカ(ケンサキイカなど胴が細長いイカ)が抱きやすいスリム形状
  • オモリグ対応
  • お腹側に490グローを配置した「スイッチベリー」

つまりアオリイカ用として売られているエギではありません。ケンサキイカを釣るためのエギです。

それで、アオリイカが釣れました。

なぜ2.5号で釣れたのか(※これは私の推測です)

ここからは私の推測です。確かめられた話ではないので、「そういう見方もあるんやな」くらいで読んでください。

ティップラン用のエギは、だいたい3.0号〜3.5号が標準です。私が予備で持っていたダイワのエメラルダス ボート II RV も、3号と3.5号でした。

一方で、この日釣れたアオリイカは胴長15cm前後の新子サイズが中心でした。

小さいイカに対しては、2.5号くらいのほうがむしろサイズが合っていたんちゃうかなと思っています。秋の新子シーズンは、エギが小さいほうが有利という可能性は十分あります。

もちろん、たまたまその日のアタリカラー・アタリサイズだっただけかもしれません。ただ「ケンサキ用のオモリグエギ2.5号で、アオリイカが14杯釣れた」という事実は、そのままお伝えしておきます。

オモリ:ヤマシタ フリーズシンカー(30号→25号→20号)

オモリはヤマシタのフリーズシンカーを使いました。オモリグ専用のシンカーで、15号〜40号までラインナップがあります。

この日の使い方はこうでした。

タイミング号数理由
釣り始め30号潮が効いていたので重めから
途中から25号潮が少し緩んできた
さらに後半20号さらに緩んだので軽く

潮の効き具合に合わせて、号数をどんどん落としていったわけです。

これ、地味ですけどけっこう大事やと思います。潮が緩んでるのに重いオモリのままやと、エギが不自然にストンと落ちてしまって、イカが抱きにくくなります。

「釣れんな〜」と思ったら、まずオモリを軽くしてみる。これはイカメタルでもオモリグでも同じです。

なので号数は最低でも3つくらい持っていくのをおすすめします。

予備で持っていた「ティップラン用エギ」は、出番なしでした

一応、保険としてタックルボックスにはティップラン用のエギも忍ばせていました。ダイワ エメラルダス ボート II RV(ラトルバージョン)の3号と3.5号です。

でも結局、餌木ドロッパーで釣れ続けたので、最後まで出番はありませんでした。

友人の場合:イカメタルのタックル+エギで十数杯

一緒に乗った友人たちは、イカメタルのタックルを使っていました。

やったのは、仕掛けの先を替えただけです。

  • 鉛スッテ(イカメタルで使う、オモリとルアーが一体になったもの)を外す
  • 代わりにヘッドシンカー付きのエギを付ける

これだけ。そして友人たちは、この仕掛けで十数杯釣っていました。

イカメタルのタックルしか無くても、先端をヘッドシンカー付きのエギに替えるだけでナイトアオリは成立します。

これ、けっこう大事な話やと思います。ナイトアオリのことを調べると、たいてい「ティップラン専用ロッドが必要」という前提で書かれています。でも実際は、手持ちで戦えるんです。

夕暮れの空の下で釣れたアオリイカ
空の色が変わってくる時間。ここからが本番です

エギの選び方は オモリグ用エギの選び方|普通のエギとの違い・号数・カラー・必要な本数 にまとめています。

アタリの違い|ケンサキは「モゾモゾ」、アオリは「グッ」

ここが、この日いちばん強く感じたことです。

ステイ(止め)の最中に、穂先がグッと入るアタリが、めちゃくちゃ多かった。

イカメタルでケンサキイカを釣っていると、アタリの多くは「モゾモゾ」という繊細な違和感です。穂先がフワッと軽くなったり、小さく震えたり。慣れるまで、これがほんまに分かりません。

ところがアオリイカは違いました。グッと、はっきり入るんです。

なぜ違うのか(※これは私の仮説です)

ここから先は、私の実釣での体感をもとにした仮説です。科学的に確かめられた話ではないので、「そういう見方もあるんやな」くらいで読んでください。

私はこう考えています。

ケンサキイカは、スッテやエギを抱いたあと、その場に留まることが多いんやと思います。だから穂先には「モゾモゾ」という小さな変化しか出ない。もちろん抱いたまま横に走ったり、深いほうに突っ込んだりして、穂先がグッと入ることもあります。でも比率としては「モゾモゾ」が多い。

一方でアオリイカは、エギを抱いたら走ることが多いんやと思います。横に走る、下に突っ込む。だからステイ中でも、穂先がグッと持っていかれる。

正直に言うと、アオリイカにも「その場で抱いてモゾモゾ」というアタリはあったのかもしれません。ただ、ケンサキと比べると、私はほとんど感じませんでした。

初心者にとっては、実はこれが嬉しい

この違い、アタリが取りやすいという意味で初心者に優しいということでもあります。

イカメタルで「アタリが分からん」と挫折しかけた人こそ、ナイトアオリは向いてるかもしれません。穂先が明確に入るので、「今アタった!」が分かりやすいんです。

集魚灯を焚いたあとに釣れたアオリイカの新子
集魚灯を焚いたあとの1杯。この時間から一気にペースが上がりました

ケンサキイカのアタリの取り方は 夜のイカメタル|アタリの取り方 で詳しく書いています。読み比べてもらうと、違いが分かりやすいと思います。

本格的に釣れ出すのは、集魚灯を焚いた20時以降

時間帯の話をします。

夕方にも1〜2杯釣れました。明るいうちからチャンスはあります。

でも、本格的に釣れ始めたのは集魚灯を焚いてから。だいたい20時以降でした。

集魚灯は、船から海面を照らす強力なライトです。光にプランクトンが集まって、それを食べる小魚が集まって、さらにそれを狙うイカが集まる。イカメタルでもおなじみの仕組みですね。

なので、夕方に釣れなくても焦らんでいいです。むしろ本番はそのあとです。

真っ暗になってから釣れた透き通ったアオリイカ
真っ暗になってから。アオリイカの新子は透き通っててきれいです

この日の釣果は15杯。うち1杯は大剣サイズのケンサキ

最終的な釣果は15杯でした。内訳はこうです。

  • アオリイカ:14杯(胴長15cm前後の新子が中心)
  • ケンサキイカ:1杯(大剣サイズ)

この大剣サイズのケンサキ1杯が、ほんまに嬉しかったです。

イカメタルのシーズンが終わりかけ、というタイミングで釣れた最後の1杯。しかも大剣サイズ。冒頭の写真で左手に持ってるのが、それです。

釣り上げたばかりのケンサキは、写真のように真っ赤になります。これは興奮している証拠で、時間が経つと白っぽくなっていきます。

釣ったイカの持ち帰り方・保存方法は 【締めません】ケンサキイカの保存方法 にまとめています。アオリイカでも考え方は同じです。

ポイントは冠島周辺|錨を降ろして、島を眺めながら

舞鶴・宮津から出る船の場合、ポイントはおそらく冠島(かんむりじま)周辺になると思います。

実際、舞鶴の遊漁船のいくつかは「東舞鶴から冠島〜経ヶ岬」「白石礁・冠島・浦島礁」といった形で、冠島を主要ポイントとして挙げています。

この日は冠島の近くに錨を降ろして、船を固定した状態での釣りでした。

そして、これは釣果とは関係ない話なんですけど。

冠島を間近に見ながらの釣り、めちゃくちゃ気持ちよかったです。

夕方は景色がほんまに綺麗で、夜になると、集魚灯に照らされた海面と島のシルエットで、なんとも幻想的な感じになります。ほんまに最高でした。

……ただ、ひとつだけ後悔があります。

釣りに集中しすぎて、その景色の写真を1枚も撮ってません。😭

イカの写真はあるのに、景色の写真がゼロ。次に行くときは絶対に撮ります。

よくある質問

Q. ティップランのタックルがないと、ナイトアオリはできませんか?

できます。私はオモリグのタックルをそのまま使って15杯釣りました。友人はイカメタルのタックルで十数杯釣っています。専用タックルを買わなくても始められます。

Q. イカメタルのタックルしかありません。何を替えればいいですか?

鉛スッテを外して、ヘッドシンカー付きのエギに替えるだけです。ロッド・リール・ラインはそのままでいけます。

Q. エギは何号がいいですか?

私は2.5号(ヤマシタ 餌木ドロッパー/赤エビ・銀サバ)で釣れました。ティップラン用のエギは3.0〜3.5号が標準ですが、秋の新子は胴長15cm前後と小さいので、小さめのエギも十分に効くと思います。

Q. カラーは何色がよかったですか?

この日は赤エビのほうがよく釣れました。ただし1日の結果なので、日によって変わる可能性は高いです。色は2〜3種類持っていって、反応を見ながら替えるのが無難やと思います。

Q. オモリは何号を持っていけばいいですか?

私はこの日30号→25号→20号と落としていきました。潮の効き具合で最適な重さが変わるので、最低3つくらいは号数を持っていくのがおすすめです。

Q. ナイトアオリの時期はいつですか?

舞鶴・宮津では9月中旬〜10月がピーク、年によっては11月まで続きます。ただし船宿によって出船の期間が違うので、必ず直接確認してください。

Q. アオリイカのアタリは、ケンサキと違いますか?

私の体感では、ステイ中に穂先がグッと入るアタリが圧倒的に多かったです。ケンサキの「モゾモゾ」に比べて分かりやすいので、アタリが取りにくいと感じている方にはむしろ向いていると思います。

Q. 何時ごろから釣れますか?

夕方にも釣れますが、本番は集魚灯を焚いた20時以降でした。

Q. どんなサイズが釣れますか?

私が行った9月中旬は、胴長15cm前後の新子が中心でした。10月に入ると、もう少し育った良いサイズが期待できます。


まとめ

  • 舞鶴・宮津のナイトアオリは9月中旬〜10月がピーク(年により11月まで)。期間は船宿に要確認
  • イカメタルが終わると、入れ替わりで始まる
  • ティップラン専用タックルは必須ではない。オモリグのタックルはそのまま流用できる
  • イカメタルのタックルなら、鉛スッテ→ヘッドシンカー付きエギに替えるだけ(友人はこれで十数杯)
  • 私のエギはヤマシタ 餌木ドロッパー 2.5号。この日は赤エビが当たりでした
  • オモリはフリーズシンカー 30号→25号→20号。潮に合わせて落としていく
  • アタリはステイ中に穂先がグッと入るのが多い。ケンサキの「モゾモゾ」より分かりやすい
  • 本格的に釣れ出すのは集魚灯を焚いた20時以降
  • この日の釣果は15杯(アオリ14杯・ケンサキ1杯)

イカメタルのシーズンが終わって「今年ももう終わりか〜」と寂しくなってる方。まだ終わってません。手持ちのタックルで、そのまま次の釣りに行けます。

この記事が、次の1杯につながったら嬉しいです🦑


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